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子宮がん検診って?

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子宮はひとつの臓器ですが、子宮頚がんと子宮体がんという異なる種類のがんが発生します。子宮頸部に出来るがんが子宮頚がん、子宮体部に出来るがんが子宮体がんと呼ばれるものです。したがって、がん検査は子宮頚がんに対する検査、子宮体がんに対する検査があります。ただ、通常子宮がん検診と言われるものは子宮頚がんのがん検査のことを指しています。

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子宮頚がんのがん検診とは子宮腟部、頚部から細胞を採取し検査する細胞診のことを意味します。採取された細胞を処理し、個々の細胞を顕微鏡で観察しその細胞形態で診断をします。

子宮頚がんの発生しやすい部位は決まっているため、採取部位というのは重要な要素です。つまり、なりやすい部位から細胞を取らなければ意味がないわけです。そういう観点からすると、自己採取はあまりお勧めできません。子宮腟部は腟の奥にあるため、盲目的に子宮腟部から直接細胞を取るのは困難です。結果、腟内にある細胞を拾い集めてくるだけになり、その精度が低いということは容易にわかるかと思います。婦人科を受診して婦人科医による検査を受けることがとても大切です。

子宮体がんの検査はどういうものかというと、子宮内腔から細胞を採取する検査です。子宮内腔は、子宮の入り口から約4-7cm奥の腔内で、細い棒状の器具を使って細胞を採取してきます。子宮は入り口から3-4cmのところまでは頸管といって細く、頸部と体部の境はくびれたように一段と狭くなっています。さらに、子宮はちょうどお辞儀をするような形(傾きと屈曲)で存在しているので、細い器具を使うと言っても中まで採取器具を挿入するのは抵抗があったりして生理痛のような痛みを伴うことがあります。このような検査の場合、やみくもに検査するのは得策ではなく、必要性があるかどうか判断した上で検査する必要性があります。たとえば、不正出血が続く場合、過多月経が続く場合や経膣超音波で検査の必要性があると判断された時などです。

このように子宮がん検診は婦人科医による診察で行うことが基本です。また、肉眼では分からない病変を見つける検査であり、早期診断に最も適した検査となりますので、定期的に受診するようにしましょう。

子宮頸がんとは

子宮はもちろん一臓器ですが、構造的には子宮頸部と子宮体部に分かれます。その子宮頸部に発生するがんが子宮頸がん、子宮体部に発生するがんが子宮体がんと称されます。

子宮頸がんの日本における罹患者数(2013年)は10737人おり、死亡数は年間2656人に上ります。年間10万人当たり16.3人が罹患し、4.1人が死亡しています。世界中では27万人/年という数が亡くなっています。20歳から39歳までの子宮頸がんの罹患率は上昇しており、その年代のがん発生率では子宮頸がんが一番多くなっています。20-39歳までと言うとまさに生殖年齢であり、その年代に多いがんであるということです。その後はというと、罹患率は少し減少しますが、70歳代以降で再び上昇を見せます。こうなると、閉経した後でもやはり注意していなければならないがんであると言えます。

子宮頸がんは、正常な状態からHPV(ヒト・パピローマウイルス)感染を契機に異形成となり、その一部が子宮頸がんへと進展していくことがわかっています。進行したがん(浸潤がん)になる前に状態を把握していれば、仮に治療が必要となった場合でも治すことのできる(子宮を温存して)段階で対処することができます。子宮がん検診では細胞形態を観察することによって異常があるかどうかを判定しています。しかし、細胞診では立体的構造の変化を見ることができないので、どの程度の異常かということを確定するには至りません。また病変の広がりという点でも把握することができません。そのため、検診で異常を指摘された場合精密検査を行うことによって、異常のレベルを確定する必要性があるのです。

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